第28回Microwave Surgery研究会 開催にあたってのご挨拶
    このたび第28回Microwave Surgery研究会を、久留米で開催させていただきます。
  これまでの年次学術集会と同様に、会員みなさまの協力により実りある学術集会にする所存です。
  なにとぞ御協力を宜しくお願いします。
  これまで温熱治療の一翼を担ってきたマイクロ波治療の開発、臨床応用に多大なご尽力をいただいた脇海道考一学兄が昨年亡くなられました。そこで、この研究会で氏を偲んで、御関係の深かった田伏先生、谷先生にお願いして、あらためて会員にその功績を紹介していただく場をもうけました(特別企画:脇海道考一先生を偲んで)。さらに、今回の研究会のテーマを“マイクロウェーブサージャリーのさらなる展開”とし、消化器領域のみならず、泌尿器科・婦人科領域など様々な領域において臨床応用のすすんでいる現状を紹介していただく場をもうけたいと思います。
   小肝癌の非切除治療ではラジオ波焼灼治療が普及しています。しかし臨床応用から10年を経て問題点も明らかにされ、治療効果の再評価が必要です。さらに婦人科領域、泌尿器科領域では低浸襲治療の一翼をマイクロ波治療がしっかりと担っています。
  そこで今回は領域別シンポジウムとして各領域のエキスパートに、その臨床応用を紹介していただきます(領域別シンポジウム:肝臓領域、婦人科領域、泌尿器科領域)。もちろん一般演題として基礎研究から臨床までマイクロ波だけでなく局所治療、低浸襲治療に関する演題を広く応募いたします。
  ご多忙の中、遠路久留米まで、誠に恐縮ではございますが、皆様のご参加をお願い申し上げます。
      平成21年5月吉日
       
 
  第28回Microwave Surgery研究会  
  会長 田中 正俊